第三期塾生最終レポート

村北和歌子 鈴木祐大 田中ゆり子 大坪可奈


村北和歌子

 他者との対話をより大切にし、それが重要視される世の中にしたいと強く感じた。

 

 本塾で得たのは「自分の言葉で自分の考えを話すために、人間性や人間力を自分の中に形作ったり、醸成させていく行動」が必要だという気づきであり、日本のこころを育むための、自分なりの解釈でもある。

 

 そのための具体的な行動とて以下の3つを考える。

 

・日本語のインプット

 日本人の生活に根差して生まれてきた言葉、日本文化を背景に生まれた言葉、自分が日本を世界に伝えるためのツールとして蓄積していく。

 

・感情の解像度を上げる

 自分の心の表現…単純な日本語力(知っている言葉の数)ではなく、自分の思いと自分の言葉(表現)がどれだけ乖離がなく相手に伝えられるかを重要視する。

 

・概念を言語化する…他者の共感を得ることで成り立つと考え、これはAIにはできないのではないか。表  現力豊かな日本語(それを使える日本人、感じ取ることのできる日本のこころ)は強みであると考える。


鈴木祐大

 途中からの参加でしたが、自分の価値観を広げるとても素晴らしい塾に出会えたと私は感じています。

塾運営陣や話題提供者にはもちろんのこと、何より私は塾生の方々に感謝をしたいです。自分の価値観や創造の限界を広げることができたのは、自分とは全く異なる様々なバックグラウンドを持った塾生の皆様方であると強く感じています。

 

 私の今までの人生には試験や受験といった数字主義のイベントしかありませんでした。そのため、スコアや点数といった数字的な面からでしか物事を見てきませんでした。大学に入学してからも経済学部に入学したため、財務諸表を用いた企業分析をしたり、データ分析をしたりなど、日々定量的に物事を比較分析していました。

 

 しかし自啓共創塾では「こころ」といった定性的な話題が多く、私からすると初めはあまりにも抽象的で話についていくのでやっとでした。しかし回を重ねるごとに自分のこころにもボヤっとした「こころ」のイメージがついてきて、段々と意見を主張し、交わすことができるようになってきました。

 

 人生の先輩方との話し合いは難しく勉強になる大切な時間となりました。正直、会話についていけずに雰囲気に合わせて頷く振りをしている時もありましたが、、、(笑)しかしついていけなくても話を聞くこと自体に意味があり、その積み重ねが大事だとも思っているので、いずれにしても有意義な時間であったとは今では感じています。

 

 一番の思い出は五感塾です。対面で肌身で感じて学びを得ることの素晴らしさを再認しました。二宮金次郎像(子供時代の二宮尊徳)のイメージしかなかった二宮尊徳の実寸大蝋人形をみて驚いたことなどが具体例としてあります。

 

 色々お話しましたが、結論として述べたいことは皆様との出会いから新たな価値の創造の限界を超えることができ、成長できたことへの感謝です。短い間でのお付き合いでしたが、ありがとうございました


田中ゆり子

 この講座を通して改めて認識したことのひとつに、日本のこころとしての特長的なことは、外国の新しい考え方を否定や排除するのではなく、これまでのものと上手に融合させてきたことであると思います。

 

 縄文時代の助け合いのこころ、多神教であり、神道・仏教・儒教の融合、明治以降の西洋思想との融合などの時代を経て、今日の日本人のこころが形成されているということを改めて知ることができました。幅広く、それぞれが奥の深いテーマですから、到底時間は足りませんので、もっと深く知る必要があると感じています。

 

 今回の講座をきっかけに、岡倉天心の「茶の本」を読み大いに感動しました。同じ時代に英語で日本のこころ(道)を書かれたものに、新渡戸稲造の「武士道」がありますが、時代が日清・日露戦争で勝ったことにより「サムライ日本」のイメージを植え付けてしまったようです。それに対して天心の「茶の本」は芸術的な視点を通して人智を超えた宇宙の摂理としての道を伝えていました。これまでに知った知識の点が線となり面とすることができました。

 

 また、この講座のテキストで知るきっかけとなった山田方谷しかり、黒田清隆、伊東侑亨、等の人物像を知り、同じ日本人として尊敬と誇りを持てました。これは、次代を担う子どもから老人まで、多くの人に知ってもらいたいことです。

 

 日本のこころを意識することなく行ってきた言動に、実は縄文時代から脈々と受け継がれてきたものであったことを、誇りをもって伝え、次の時代の融合に期待していきたいと思います。


大坪可奈

  私は、これからの時代に子供たちにとってリベラルアーツが大切であると考えていました。それは、新しいものを生み出す力は、広いリベラルアーツが大切だと考えていたからです。

 

 井上様から日本リベラルアーツのお話を聞いた時、すぐに参加させていただきたいと思いました。途中からではありましたが、とても興味深いお話ばかりでとても勉強になりした。

 

 日本は長い歴史の中で人と人とのつながりや自然との共生。個と全体との調和を大切にしてきた国であることを改めて学ばせていただきました。今回の学びを通じて、幼児期から日本の心を育てるにはどのようなことを伝えたら良いのかを、再確認させていただきました。全体と調和し、人とのつながりを大切にすることが大切であり、平和な世界を築くと思います。

 

 私は、子供たちに日本の心を伝え、未来のリーダーとして育てる責任があると思います。皆さんと力を合わせえて、日本のこころを伝えていきたいです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

 最後に、この素晴らしい機会を提供してくださった井上様、土居様、根本様へ、心からの感謝を伝えたいと思います。どうもありがとうございました。これからも、子供たちと共に、日本の心を大切に育てていきます。