イベントの実施報告

2019年6月1日~2日 小田原五感塾(テーマ:二宮金次郎)

12名の参加により二宮尊徳に学ぶ小田原五感塾を開催しました。尊徳の生涯や思想、また尊徳の教えを支えに活動されている方のお話しを聞き、積小為大・分度・推譲・一円融合等の尊徳のこころが時代を超えて現代でも生きていることを知りました。

 

初日 13:00~17:00

栢山駅→松苗碑→善栄寺→二宮総本家跡等散策しつつ尊徳記念館へ、記念館で、 アニメ映画鑑賞 展示室・生家 見学  田嶋享氏(ヤオマサ名誉会長、報徳農場代表取締役)のお話し さらに 田嶋氏を囲んでの意見交換会

 

2日目 6:30 起床後 坐禅  朝食後  露木順一氏(前日本大学教授、元開成町長)のお話し+意見交換 その後移動  栢山駅→小田原駅

12:00    報徳二宮神社到着 昼食後   尊徳博物館見学  草山明久宮司(報徳二宮神社)のお話し  井澤幸雄氏 お話しで 16:00    終了解散

 

初日は、地域の報徳活動をリードされている田島享氏(ヤオマサ会長、報徳農場代表、九転十起会会長)のお話から、現在の日本社会が抱えている諸問題に対し、行政に頼るだけでなく住民の立場で自ら発起して取り組みの輪を広げ、それが結果的に産業界や行政を巻き込む力になっている現状(認知症カフェ等高齢化社会問題への対応、フードバンク等食品ロス解消への取り組み、子供食堂やママさん倶楽部など次世代育成への取り組み等)を知り、日本全体に蔓延する行政(補助金)依存型の政策ではむしろ解決を遠のかせるだけで、このような二宮尊徳方式こそ必要なことが認識されました。今、全国の地域指導者の間に、二宮尊徳ブームが起きつつある現状は素晴らしいことだと感じました。

 

二日目の露木順一氏(大学教授、元開成町長)から、自らの町おこしで県のトップを走る「子供が増える町」を築きあげた実績をもとに、尊徳の考え、その開発手法についてお話を伺い、目から鱗が落ちる感じがしました。参加者の同感を得たのは、補助金漬けの政策では人々はまじめに働くことなく、逆に社会が荒廃するということです。尊徳の主張は、至誠(誠を尽くして)、勤労(まじめに働き)、分度(身の丈に応じた収支計画を立てて)、推譲(譲って損なく奪って益なし)の四原則のみです。開発には確実に実施できると確信できる内容の長期計画は必要で、それに基づき、着実に実績を上げて究極の目標を達成することが可能となります。(分度(収支の基本システム)を元に、福島県の旧相馬藩では60年計画、神奈川県開成町では、御父上の町長時代からの50年計画が立てられ、10年ごとに着実に実施された)今どきの官民の中期計画なるものが、基本構造を変えることなく絵にかいた餅で終わるのとは全く違います。手法としては、積小為大(着実に、勤勉に、小さいことから始め、急がず我慢強く目的を達成する=急げば大事乱れる)です。

 

もう一つ、尊徳の素晴らしさは、その「こころ」にあります。自ら「神儒仏正味一粒丸」と呼び、尊徳手法で不利を被る武士階級の抵抗を、最終的には「敵を味方にするこころ」で乗り切ったのです。成田新勝寺での断食修行(阿字観の坐禅)が明けて、一円観ですべての人を味方にする境地を得たのです。

 

中国も今儒教ブームが起きつつあると聞きますが、その中国から本物の儒教(?)がここにあると、小田原まで毎年留学生が来ている由です。外国では英語で書かれた内村鑑三の「代表的日本人」が読まれ、国際二宮尊徳学会があって、日本人より世界の人が尊徳の素晴らしさを知っているようです。

 

2019522日 第二回日本橋オープン坐禅会

今回は6名で、17:3019:00まで、懇談、20分の坐禅二回、禅についての提唱、茶礼懇談が行われました。
前回も来られた中国の大学教師から、事務所に飾る墨絵が寄贈されました。墨絵は王さん、賛の俳句は夏さんが日本留学を記念し、またわざわざこの坐禅会のために書いたものです。
賛は「花の道 ブラックホールを通る道」という句で、ブラックホールの中を春夏秋冬の綺麗な花が通り抜けて行くすばらしい墨絵の作品です。禅の提唱では、この作品を話題のテーマである宇宙と生命の進化をとりあげ、碧巌録29の大隋勃火の則について「マンガでわかる禅の智恵」(228頁)を引用して、話題にしました。
作品は、しばらく事務所に飾られる予定です。
毎月1回第四水曜日の夕方1時間開催されるこの坐禅会も軌道に載りはじめました。
次回は、626日の予定となります。


2019424日 第一回日本橋オープン坐禅会

参加者は9名。中国から2名の女性(大学教員)が坐禅に興味をもたれて参加されました。
当日の進行は、15分の坐禅を2回、間に経行を行って、茶礼という進行でした。
茶礼では、普段の生活と違う時間を過ごせたと感想があり、次回も参加したいとの希望もありました。この禅会は、月一回、都心のど真ん中にあって、忙しい日常の中、自分を見つめなおす場所として、活用いただきたいと願っています。


2019320日講演会 「Zenのこころでつながるヨーロッパと日本」

大手町で、オランダ北部クローニンゲンの地を拠点に、男女の別なく、一般在家の人も専門僧も一緒に修行できる国際的に開かれた禅道場を主宰するテンケイ・コペンズさんをお招きし、「Zenの こころ でつながるヨーロッパと 日本」と題した講演会を開催しました。

当日は50人を超える参加者となりました。

 

テンケイさんは、オランダ人で、美術史専攻の画家で、教師、英国やアメリカに滞在し、ZENに出会い、修行して臨済系の公案禅も極められました。奥様のミョウホウさん(英国人でダイアナ妃のご親戚)と一緒に、オランダにZENリバーという修行道場を作り、一緒に世界中を回られています。通訳は、ポーランド人で禅に詳しい法純さんにお願いしました。

 

オランダ人のテンケイさんが、イギリス人の奥様ミョウホウさんと、日本の作務衣を着て、オランダ語ではなく英語でしゃべり、そしてそれをポーランド人ホウジュンさんがポーランド語を使わず英語から日本語に通訳するという、このことだけとっても世界に広がるZENの実態が判りました。

オランダにある禅堂場には10か国を超える国籍の40人超える老若男女が集まって修行をしている由です。テンケイさんは、スペインや欧州だけでなく、南米のペルー、アジアではタイやブータンに迄弟子を持ち、世界中に足跡を広げておられます。そのテンケイさんのお話から、色々な角度から欧米の方々のZENへの関心と期待の大きさを伺うことができました。

 

明治から大正にかけて、日本ZENには寺院仏教から独立した在家禅が現れます。ロサンゼルス禅センターはかってスティーブ・ジョブズも通った禅道場ですが、50年前にセンターを創設した前角博雄老師は、在家禅の会釈迦牟尼会の苧坂光龍老師に学び、北米に多くの弟子を育てました。苧坂光龍氏の孫弟子が、今日の講師のテンケイ・コペンズさんです。今やインドに発した禅は、中国、日本と経て、世界に広がっているという事態だということが参加者によって認識されました。(別紙、「一つのZENの流れ」をご参照ください)

 

 

ダウンロード
一つのZENの流れ
190320 一つのZENの流れ.pdf
PDFファイル 79.0 KB
ダウンロード
ZENのこころでつながる
190225 ZENのこころでつながる(天慶コペンズ師)-2.pdf
PDFファイル 256.1 KB

20181217日講演会「日本と世界の未来を支える国語の力」

 

九州大学教授施光恒先生による講演セミナー「日本と世界の未来を支える国語の力」を開催しました。講演では、タタミゼ効果など日本語の持つ力と魅力、創造力の発揮のためには母語が不可欠であること、そして日本の価値観や感覚をきちんと説明し主張することが必要と述べられました。
文語の苑会長愛甲次郎様からも、国語教育強化と日本語の再生の重要性をコメントされ、活発な質疑も相次ぎ、閉会となりました。


201858日 シンポジウム「サンフランシスコから世界に広がるZen 〜日本が学ぶべきもの〜」

日本橋で日本のこころセンター・Zen2.0 Meet Up!・一般社団法人インターナショナルZENカルチュラルセンター共催で「サンフランシスコから世界に広がるZen~日本が学ぶべきもの~」が開催され、雨の中90名以上が参加し、熱気に満ちた中イベントがスタートしました。
 北アメリカ国際布教総監の秋葉老師からスティーブ・ジョブズやその師乙川弘文老師とのエピソード、アメリカでZENがどのように広まっているか紹介されました。「古き良き日本文化が注目されている。その中で着実に広まっているのがZEN」との言葉が印象的でした。
 また『世界のための日本のこころセンター』の紹介を行い、活動趣旨やプレイベント「親子で学ぶ日本のこころお話と坐禅の体験」の模様をお話ししました。


2017126日 坐禅体験会「親子で学ぶ日本のこころ・お話しと坐禅の体験」

日本橋室町コレド「橋楽亭」に於いて、「世界のための日本のこころセンター」構想実現に向けたプレイベント「親子で学ぶ日本のこころーお話と坐禅の体験」が、冒頭に尺八演奏で会場が和の雰囲気に包まれる中はじまりました。
 人間禅・笠倉玉溪さんからの「こころをあたためる方法」のおはなしでは、自分の物差ではない大きなこころに気付くことが大事で、そのために坐禅が大変役に立ちますと、自身の実体験を交えながら講演しました。
 坐禅の体験では、釈迦牟尼会・山本龍広老師より坐禅の坐り方の説明の後、短い時間の坐禅を3回体験しました。体験後、山本老師からは「正しいこころに気付き、本当の自信を養うのが坐禅です」とアドバイスがありました。
 最後に坐禅の体験をした感想を聞くと、お子様からは「剣道で自信もつよう言われたばかりで、その根っこがわかったような気がする」「禅をして心がやすまった」「坐禅がシーンとしていてビックリした」「普段背筋が悪いのが気になっていたけど、坐禅をしたら自然に背筋が伸びて、生活も変わる気がする」など、それぞれがそれぞれに得るものがあり、思い出に残る体験になったようです。


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